心と会話しながら育てるコードフォーム。押さえる前のイメージが上達のカギ
心と会話しながら育てるコードフォーム。
押さえる前のイメージが上達のカギ
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ギターのコードがなかなか押さえられないとき、
多くの人は「指が動かない」「力が足りない」と感じます。
でも実は、コードを押さえるために本当に大切なのは**指の力ではなく、
押さえる前の“イメージ”です。
コードフォームは、いきなりギターを持って練習しても安定しません。
まずは頭の中で形を思い描き、そのイメージをゆっくり育てていくことが、
上達への近道になります。
そしてその“イメージを育てる”ときに大切なのが、
自分の心と会話しながら進めること。
「自分はどう覚えるのがしっくりくるかな?」
「どんな形なら無理なく作れるかな?」
そんな小さな対話を積み重ねることで、
コードフォームは少しずつ自分の中に根づいていきます。
この記事では、コードが自然に押さえられるようになるための3つのステップを紹介します。
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① コードフォームを脳内でイメージできるまで覚える
コード練習は、ギターを持つ前から始まっています。
まずは 「Cはこう」「Gはこう」 と、頭の中でフォームを思い出せる状態をつくることが大切です。
覚え方は人それぞれで、
• 形を写真のように覚える
• 指番号で覚える
• 音の響きとセットで覚える
• 手の感覚で覚える
どれも正解です。
そして、この“覚え方の違い”がそのままその人の音色の個性になります。
焦らず、自分の心と会話しながら
「自分はどう覚えるのが自然かな?」
と探していくことが、上達の第一歩です。
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② イメージできたら、空中でコードフォームを作る
頭の中で形が浮かぶようになったら、
次はギターを持たずに空中でフォームを作る練習をします。
ここで大切なのは、
すぐにギターを持って試さないこと。
まずは、
• イメージした形と同じになっているか
• 指の角度はどうか
• 指の間隔は合っているか
を、目でしっかり確認します。
この「確認する時間」が、指の動きを正確にしてくれます。
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③ ギターで押さえてみる
(空中フォームを崩さず“一気に押さえる”)
空中で作ったフォームを、いよいよギターで押さえてみます。
ここで確認したいのは、
「思っていた通りのフォームで押さえられたか?」
もし位置がズレていたら、
• どの指が
• どの方向に
• どれくらいズレたのか
を丁寧に見て、修正します。
そしてここで、とても大切なポイントがあります。
空中で作ったコードフォームを崩さずに、
すべての指を同時に動かして“一気に押さえる”こと。
弦を一本ずつ押さえていくと、
• フォームが崩れやすい
• 指の位置がズレやすい
• 結果として「押さえられない感覚」が強くなる
という悪循環が起きてしまいます。
弦を一本ずつ押さえるのは、あくまで
「押さえる弦とフレットを確認するための作業」
であって、フォームそのものではありません。
本当に大事なのは、
空中で作った“完成形のフォーム”をそのまま一気に押さえること。
この「同時に押さえる」という動きが、
• コードチェンジの速さ
• 音の安定
• 右手の力みの軽減
につながっていきます。
修正したフォームをもう一度空中で作り、
そのあとギターで押さえる。
この繰り返しが、フォームの精度をどんどん高めてくれます。
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フォームが安定すると、右手は“力まなくていい”
コードフォームがしっかりしていないと、
音が鳴らないことをごまかすために、
右手のストローク(最近はストラミングと言うことも多いですね)を
力いっぱいバンバン振ってしまいがちです。
でも、本来は逆で、
フォームがしっかりしていれば右手は上から下へ軽くなぞるだけで
音はちゃんと鳴ります。
力でねじ伏せる必要はありません。
右手の力みは、左手の不安定さから生まれることが多いんです。
だからこそ、まずはフォームを“育てる”ことが大切なんですね。
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コードフォームは“育てる”もの
この3つのステップを続けながら、
ストロークやリズム、
曲練習など他の練習も並行していくと、
ある日ふっと、コードが簡単に押さえられる瞬間が来ます。
それは、
• 脳内イメージ
• 空中フォーム
• 実際のフォーム
が一致して、指が迷わなくなるから。
焦らず、自分のペースで。
コードフォームは“育てるもの”として向き合うと、
ギターはもっと優しく、もっと楽しくなります。
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体験レッスンのご案内
もし、
「自分のフォームはこれで合っているのかな?」
「イメージの作り方がよく分からない…」
そんな小さな疑問が浮かんだら、体験レッスンで一緒に確認してみませんか?
実際に音を出しながら、あなたのペースでコードフォームを育てていくお手伝いをします。
手ぶらでも大丈夫ですし、構えずに来ていただいて大丈夫です。
音の世界は、ちょっとしたきっかけで大きく変わります。
その“最初の一歩”を、ぜひ気軽に踏み出してみてください。
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次回予告:右手のコツ
(ピッキング/ストラミング)について
次回は、今回少し触れた右手のコツについて書いていく予定です。
ピッキングやストラミングの力の抜き方、
手首の使い方など、右手が変わると音の表情が一気に豊かになります。
どうぞ楽しみにしていてください。
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